ナポレオン興行

1月19日 北沢タウンホール大会 昼の部

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 意外と下北沢は遠い。地元駅を12時ちょっと過ぎに出たが、最終的にタウンホールに到着したのは13:00ちょうどくらい。小田急駅での乗換えが結構面倒だね。あんまし本数ないし。酒を仕込んでホール内へ。下から見上げても、ロビーに人の気配がほとんどしない(笑)。階段を上がってみると、ロビーの真ん中あたりに、テーブルがあって当日券売り場となっていた。どうやらジニアスのお母さんが切符を売っていた模様。昼夜通し券っていうか、旗揚げの時もそうだったな。で、もぎりは会場内のホールに入るドアの前。なんか、いつもと感じが違うな。

 会場内は、左右に椅子が1列。そして、ひな壇を設置されていた。しかし、お客さんの総数は、およそ25人。いやー、見事なまでの客の入りだね。大体ひな壇に20人位。それ以外の椅子席部分に4〜5人ぱらぱらと座っている状態である。ちなみに、今回は花道の設置はなし。スクリーンもなしだ。

 正面のリング上には椅子が2つ。おそらくトークショーを行うためのものだろう。適当に談笑などをしながら、開始を待つ。15分位過ぎた後、会場内の照明がちょろっと落ちて、オリーブの首飾りが流れて、ジニアスが登場。もう一人、司会進行役の男性と2人でリングイン。トークショーの開始だ。司会進行の人はどうやら紙のプロレスの人らしいなや。トークショーの内容はルーテーズネタが大半。だいたい、販売していたパンフレット。ザ・セメントに記載されている内容を元にしゃべっているという感じ。まぁ、セメントの内容はよく読んでないから、なんとも判断できないけど。特にファンからの質疑応答もなく、なんかジニアスがだらだら喋る感じで終了。あぁ、あとジニアスは今日の興行には隠しだまがいるとか、ビッグサプライズがあるかもしれませんよと言ってたな。でも、夜の部だけかもしれないとも言ってたかも。

 という訳でトークショー終了。だいたい30分位だったかな?そして早くも休憩。

 

第1試合 60分3本勝負 ○内藤恒仁 (2−1) ×鴨居長太郎

 なんか以前にも見たことあるカードだなぁ。内藤のテーマ曲も長さんのテーマ曲も今までと違っていたので、テーマ曲だけではわからなかったぞ。試合は3本勝負。長さんは積極的にボクシングパンチで攻撃していたが、なかなかクリーンヒットはなし。でも、一度だけカウンターがヒットしてカウントアウト勝ちで長さんが1本先取。2本目は、内藤が速攻で反撃し、腕ひしぎでギブアップ勝ち。そして、最後の3本目は9のダウンを奪っていたが。内藤はダウンから立ち上がったあと、長さんに張り手で牽制。結構、この張り手がヒットして長さん苦戦。最終的にはテークダウンを奪った内藤が片逆えび固めでギブアップ勝ち。
内藤は随分身体を絞ったな。 1本目は長さんのパンチで10カウント。
張り手で顔をしかめる長さん。 フィニッシュの片逆エビ。

 

 

第2試合 ○ウルトラマンロビン vs ×つぼ原人

 一度は流れた幻の対戦カードだったが、どういった経緯かはしらなんけど、何故か復活。ロビンさんは、ウルトラマンロビンとコールされていたが、コスチュームはどうみても、アルティメットバージョン。アルティメットが早くもグローバルスタンダードになってしまった模様だ。一部の熱心な観客がロビンさんに声援を送ったりしている中、試合開始。つぼは試合前にお祈り。そして、プロレスラブのポーズとかを取っていたりした。あと、ロビンさんをコーナーにつめて、足をロープに乗せて股を固定し、アフロをかぶせた状態での側転式カンチョーは非常に無駄が多くていい技だけどね。場外でロビンさんの足を引っ張る時には、先ほど声援を送っていた熱心なお客さんを呼び寄せ、一緒に足を引っ張らせる。しかし、このお客さんは、興奮したのか、あろうことかロビンさんに蹴りを入れたりしはじめた。レフェリーや周囲の観客からは、「お客さん、ダメですよ!。」といった注意が。しかし、お客さんは聞く耳持たず状態。っていうか、あ、よく見るとお客さんは佐野じゃないか。おぉ、気づかなかった(笑)。そして、佐野はリング上にも上がって、つぼと一緒にロビンさんに暴行を加え始める。そして、気がつくと、エイリアンガッツも乱入してきた。1対3での乱闘になってしまって、収拾がつきまっしぇん。という訳で、反則裁定で、ロビンさんの勝ちとなったのでした。
アフロなロビンさん。 佐野が加勢。
更に暴挙に出る佐野。 ガッツも乱入して反則裁定。

 

 

メインイベント リアルワールドヘビー級選手権試合 60分3本勝負

○ナポレオン・セッド・ジニアス (2−1) ×スーパー・トーキョー・トム1号

 という訳で、本日のメインイベント。リアルワールドヘビー級選手権試合。60分3本勝負。まずは王者ジニアスが魅せられてのテーマ曲に載って登場。口にはバラの花をくわえている。う〜む、相変わらずだな。続いて、スーパートーキョートムの入場だ。トムは謎のマスクマン。しかも、白と黒のマスクマンが2人踊りながら入場してきたよ。しかも、変なでっかいフォークみたいなのを持って。まるで、虫歯のばい菌君のようだ。黒いのが1号、で白が2号。

 試合は60分3本勝負。1本目は、逆さ押さえ込みで1号が取った。しかし、この時にセカンドロープに足が掛かっている事をレフェリーは気づかなかったのだった。2本目は、蝶野にも教えたというSTFでジニアスが取った。1対1で向かえた3本目。なんとなくジニアスの一方的な展開に。各種間接技を次々と繰り出しては1号を苦しめる。見かねた2号がカットに入ってきたが、その2号を場外に落としてから一気にフィニッシュ。ルー直伝のへそで投げるバックドロップから卍固め、そしてグラウンド卍にに移行して1号からギブアップを奪って、ジニアスが見事王座防衛を果たしたのだった。

ジニアス入場。 トム軍団はダンスで入場。
1号のパンチ攻撃。 1本目はロープを使った逆さ押さえ込み。
2本目のフィニッシュはSTF。 3本目。キーロックを決めるジニアス。
ヒールホールド? 2号もちょろちょろと乱入。
猪木対シンを彷彿とさせる腕折が決まる。 へそで投げるバックドロップ。ルー直伝だ!
フィニッシュのグランドコブラ。 見事王座防衛したジニアス。

 

 

全選手参加バトルロイヤル

 ここで試合終了かと思ったら、急遽、全選手参加のバトルロイヤルが開催される事になったらしい。参加選手は、ロビン、つぼ、1号、2号、内藤、ジニアスの6選手。あれ?ガッツは?

 試合開始当初は普通のバトルだったが、いつのまにか、ジニアスと内藤は2人だけで、グラウンドの攻防を繰り広げていて、他の4人は通常のバトルロイヤルというなんともバランスの悪い展開に。だって、バトルロイヤルで4人がヘッドロックの数珠繋ぎというお約束の攻防をしている隣ではグラウンドレスリングで間接を取り合っているってのは、バトルロイヤルとしては、かなり異様だ。でも、貴重なものを見れてよかったかもしれん。しかも、ジニアスと内藤の攻防には誰もカットに入らないし。そして、最初に退場になったのは、なんとジニアス。内藤の間接技にギブアップしてしまったのだった。ジニアスがいなくなってからは、通常のバトルロイヤルになったって感じ。オーバーザトップロープルールが採用されているので、ロビンさんは場外に転落して失格になったでしょ。あとはどうだっけ?最終的には内藤が1号から片逆エビでギブアップを奪って優勝したのだったのだった。これにて、昼の部は終了。いや、面白かったですよ。うん。北沢で後オフだ。

急遽開催されたバトルロイヤルだったが。 ジニアスと内藤はレスリングの攻防に突入。
スリーパーが数珠繋ぎになってる横でレスリングをする2人。 かなり異様なバトルロイヤルだったかも。かえって貴重だったな。
内藤がジニアスからギブアップを奪った。 ロビンさんと対戦。
優勝は内藤。