キックボクシング&プロレス

〜真昼の対決〜

6月14日 鶴見青果市場大会 観戦記

目次に戻る


 鶴見青果市場で行われたみなみジム主催のキックボクシング&プロレス〜真昼の対決〜に行って来ましたので、観戦記を。

 鶴見青果市場に13時半頃に到着。しかし、開始時間は14時半。時間があるけど、まぁいいやって事で、会場内に。今回は、東京スポーツのご招待はがきを持ってたので、パンフを購入するだけで会場に入れたのだった。500円。素晴らしい、でも、立ち見も1500円だったし、結構良心的。ま、キックの選手って顔も名前も分からないので、パンフを買って正解だったな。
 会場内には、Jd’と湘南の売店が。何故か、五郎ちゃんも売店を出してて、新作NOW旗揚げビデオとかを売ってた。みなみジムをこういうグッズを出せばいいんじゃないのかなぁ?
 お客さんは雨にも関わらず、結構入っている。ま、関係者や選手の知人とか多そうだが。300人位かな?
 試合結果はメモも取ってないので、ひょっとしたら間違ってるかもしれません。ご了承下さい。

第1試合 3回戦

APKFウェルター級
○松井弘治(みなみジム)
(3R KO) APKFウェルター級
×桜井哲也(飯岡ジム)
  両者ともデビュー戦。両者ともキックやパンチが結構へなちょこだったが、気迫はこもってる感じ。しかも、セコンドや観客(友人?)の声援が多かったので、場内はかなりヒートアップ。でも、3ラウンドには両者ともスタミナ切れ(^^;。最後は、体格で勝っていた松井がKO勝ちだったと思う。
▲でかい方が松井だ

 

第2試合 3回戦

APKFフライ級
○岡田裕治(千葉ジム)
(2R KO) 日本プロキックフライ級
×堀内悟(みなみジム)
 これまた両者ともデビュー戦。一進一退の攻防で、1Rに堀内がダウンを奪った様にだったが(自信なし)、2Rで岡田が形勢逆転。2度目のダウンでノックアウトだった様な気が。
▲2Rに入って最初のダウン ▲フィニッシュは後頭部へのエルボー

ここで、みなみジム顧問の衆議院議員の田中和徳氏が挨拶。

 

第3試合 3回戦

APKFJrライト級
○森田貴史(みなみジム)
(KO?) 日本プロキックJrライト級
×和田友輔(千葉ジム)

 え〜、森田選手がデビュー戦ですね。確かKOで勝った様な気がします(^^;。

 

第4試合 プロレス

○稗村(5分位 腕ひしぎ逆十字)×大森

 二人とも湘南プロレスの若手。大森は茶髪が更に伸びて、なんとなく小島を意識してるのかな?
 途中、稗村が大森をコーナーに詰めてミドルキックの連打を見舞っていたが、いまいち鋭さに欠け、キックファンに対しての説得力はあまりなかった様だ。
 最後は、腕ひしぎ逆十字が決まり、大森がロープにエスケープしたのだが、その際の動きがギブアップの意思表示に取られてしまったらしく、稗村のギブアップ勝ち。大森は「タップしてないよ!」と抗議したが受け入れられず。消化不良な一戦だったな。

 

第5試合 3回戦

APKFJrライト級
○清野浩志(みなみジム)
(KO) 日本プロキックJrライト級
×大森俊春(飯岡ジム)

 この試合から登場したリングアナ。動きが派手だねぇ。永ちゃんの様だ。
大森選手はデビュー戦。試合は、清野がKOで勝ったと思うんですけど。

 

 

第6試合 3回戦

APKFウェルター級
○魚津礼一(ナモサタジム)
(2−1) 日本プロキックウェルター級
×植木孝一(千葉ジム)

 これまた、両者デビュー戦。3ラウンド時間切れで判定の結果、魚津選手の判定勝ち。

 

ここで休憩。ここまで行われたキックの試合、なかなか面白いじゃないか。

 

第7試合 吉本女子プロレス

○小杉夕子(5分弱 丸めこんでフォール)×ファング鈴木

 パンフに年齢が書かれてるんだけど、ファングって、もう29なのか?知らなかった。ファングのセコンドにはブラディー、小杉のセコンドには坂井、藤原など4人が付く。序盤にセコンドの乱入合戦があり、お客が沸く。いいねぇ、このセコンドの乱入ってのは、冴夢来の入間の時はセコンドがいなかったから寂しかったぞ。その後、ブラディーは再三乱入したが、いまいち効果がなかった様な。最後は、小杉がファングを丸め込んでフォール勝ち。なんかあっさり。
▲ブラディーが乱入 ▲負けじと小杉のセコンドも全員乱入

 

 ここで、ゲストとして、ガルーダテツ選手が登場。挨拶のあと、次の試合に出る天馬選手に激励。

 

第8試合 4回戦

日本プロキックJrライト級
○木村トモヤス(千葉ジム)
(4R KO) APKFJrライト級
×天馬孝侍(みなみジム)
 天馬は20才で若くルックスもいい(のかな?)為か、多数の激励賞と花束が手渡される。一方の木村は30才。激励賞も花束も一切なし(^^;。なんか、かわいそ〜。
 1R、天馬がダウンを奪う。天馬は時折パフォーマンス的な動きも交えて、なんか余裕あるみたい。実際に、木村のパンチを見切ったりして、結構な実力者なのかな?
 しかし、2R以降は互角の展開になり、3Rには木村のキックが金的に入ってしまって一時中断。そして、4R、天馬がダウン。倒れるときに木村のキックが天馬の顔面に入ってしまったみたいで、天馬は大の字になってしまい、そのままKO負け。
 なんだ天馬って強いのかと思ってたがそれほどでもなかったのか?と思って戦績を見ると3戦2敗1分だそうな。なんだ、まだ未勝利だったのか(^^;。
▲リングナース ▲ダウンする天馬 ▲最後のダウンで大の字に

 

メインイベント プロレス

○高杉政彦(8分位 X固め)×松崎駿馬

 駿馬のセコンドには奥村が。おぉ、和解したのね。高杉には、高杉の息子(5つ位かな?)から花束の贈呈が。序盤は結構クラシカルな展開。手四つの体勢から、フェースロックやキーロック等。その後は、駿馬のペース。ラリアットの連打から、セカンドロープからのセントーン、そして、ワンマン式の様な呼吸をしながら、ネックブリーカードロップを放つ。この技は剛の得意技だ。剛と高杉にはオリプロ時代の因縁がある。ひょっとして、これは駿馬の心理的作戦か(^^;?

 しかし、その後は、高杉のペース。駿馬のラリアットを交わして、剛腕エルボー。更に、駿馬にコーナーに振られた高杉は、ぴょんとセカンドロープに飛び乗って振り向きざま、剛腕ボディアタックを見せる。動きいいじゃん>高杉。更に、剛腕ラリアット、剛腕ヒップアタックとつないで、最後はX固めががっちりときまった。これには、駿馬は「ギブアップ」と言うしかなかった。高杉の貫禄勝ちだ。それにしても、駿馬のギブアップの声は妙に聞き取りやすかったなぁ(^^;。普通タップとかすると思うんだけどね(^^;。

▲長すぎたキーロック ▲駿馬のセントーン ▲剛腕ラリアットだ ▲最後はX固め

 

セコンドの奥村が「決まってないぞ」と抗議(思いっきり決着は付いてるんだけどね)、その後、マイク。「高杉、俺がやってやる。新東京で乗り込んでやる!」と宣言。おぉ、頼もしいマイクだが、湘南&みなみジムの次の興行は9月だぞ(^^;。高杉も奥村のアピールに「いつでもやってやるぞ。石川も連れてこい!」と答える。石川とは懐かしいなぁ、今、何やってるんだろ?ほんとに大学行ったのかな?それにしても、湘南と新東京という興行数が極めて少ない団体間でこんな事言われても説得力ないなぁ(^^;。
▲高杉に宣戦布告する奥村 ▲石川も連れてこい!

 

 てな訳で、キックの方は結構面白かったっすよ。スピード感あって。でも、なんでこんなに本日デビューの選手が多いんだろう?全6試合、12人の内、8人がデビュー戦。単に選手が足りないのかな?そう言えば、選手コール時に階級のコールはあっても、ランキング何位と言ったコールが無かったから、ランキングを組めるだけの数の選手がいないって事かな?

 プロレスの方は高杉の動きが良かったな。ウルトラセブン並みのボディアタックがまだ出せるとは。しかも、あの腹で(^^;。ま、元は十分取れたなって興行でした。元っーても、500円だけど。