4月29日 SGP名古屋大会観戦記
第1試合
○野沢一茂、マスク・ド・ファルコン(16分位
ラ・マヒストラル)
×佐々木貢、高木三四郎
当初、パンフレットには、野沢一茂vs高木三四郎のDDT頂上対決となっていたのだが、直前にタッグに変更になった模様。この試合では、私の印象に一番残ったのは、IWA格闘志塾の唯一の若手である佐々木貢。ドロップキックを主体とした戦い方は若手らしくって良い。そのドロップキックも伸びがあってなかなか。今後期待できるのでは。とかいいながら、写真は野沢のドロップキック。最後は、高木のミサイルキックが佐々木に誤爆。そこを野沢がマヒストラルで丸め込んだ。 | ![]() |
第2試合 ファントム船越(ドラゴンスープレックスホールド)×渡辺宏志
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今日から、SGP所属になったファントム船越。渡辺との試合は、当然グラウンド中心。初期の新日本の前座の様である。 試合は、ドラゴンスープレックスホールドで、船越の勝ち。写真は、ドラゴンの前に船越が決めたジャパニーズレッグロールクラッチホールド。 |
第3試合
IWA世界ヘビー級挑戦者決定戦
○レッド・マミー(体固め)×ザ・マミー
いや〜、覚えてないなぁ(笑)。とりあえず、リング上で半周した、くるくるマミーは凄かった。そのまま、溶けてチーズになっちゃうのかと思ったわ。尚、この試合の模様は、こちらでも詳しくお楽しみ頂けます。最後は、変な丸め技でレッドが勝ち。これで、レッド・マミーとザ・マミーの対戦成績は、レッド・マミーの2戦2勝(笑)。 | ![]() |
ここで、10分の休憩。その間に、抽選会が行われた。今年の賞品は健康器具とTシャツ。海苔は無かった。その後、うだうだ喋っていると、知らないお客さんから「内輪で盛り上がるのは会場の外でやってくれ、集中して見たいから。」と言われたそうな。パンクラスやバトラーツならともかく、SGPでそんな事を言われるとはビックリ。確かに我々はちょっとうるさかったけど、いつもと比べると半分位だったと思うが。名古屋は厳しいなぁ。でも、次は五郎ちゃんvsレッド・マミーだぞ。そんなに集中する必要あるかな(笑)。でも、その人の意志を尊重して、次の試合は静かに見ようって事に決定。 |
セミファイナル
IWA世界ヘビー級選手権試合
○鶴見五郎(10分位 五郎クラッチ(?))×レッド・マミー
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この日のレッド・マミーは一味違う。グラウンド中心の試合運び。腕固めやチキンウイングアームロック(だったかなぁ?)等で、五郎ちゃんの左腕を中心に攻める。さしずめ、今日のレッドは、サブミッション・マミーだ!さすがに、トップ・オブ・マミーと呼ばれるレッドだけあって、引き出しが多い。これだけ、ランカシャーレスリングが出来るんだったら、五郎ちゃんと一緒に無我に出てもいいんじゃないか。ジャケットマッチルールだったらOKだろう(笑)。しかし、五郎スープレックス2連発で活路を見出した五郎ちゃん。最後は、レッド・マミーの両手両足を決める、初めて見る丸め技でフォール勝ち。この技は五郎クラッチと呼ぶしかあるまい。五郎ちゃんも、引き出しが多かったのだ。 |
さて、セミまでの試合は、どうも、静かな試合が多く、イマイチ乗りが悪い。いつもの格闘志塾の様な爆発的なハチャメチャさに欠けている。ここは、IWA格闘志塾じゃない、SGPだと言われると何も言えないのだが。とにかく、もやもやした気分のまま、メインを迎えるのであった。 |
メイン
IWA世界ミッドヘビー級選手権試合
○ウルトラマン・ロビン(15分位
ウルトラ・ディスティニー)×ダダ2000
いよいよ、ダダ2000(ドスミル)の登場だ。よく考えてみると、ダダ2000は、この試合がデビュー戦。デビュー戦でいきなりタイトルマッチってのは、小川でも為し得なかった快挙だ。馳の場合は、国内デビュー戦だし。そう言えば、この日、名古屋では、ボクシングの世界選手権も行われていた。まさに、この日の名古屋はタイトルマッチデーだったのだ。 |
さて、ダダ2000の入場ですとコールされたのに、何故か、入場してきたのは、ザ・マミー。マミーとダダは、いつのまに結託したのだろう。暴れまくるマミーの後ろから、静かに入場してくる、ダダ2000。マスクの下は、asicsのウインドブレーカーを着ている。asicsはダダ星でも人気ブランドの様だ(笑)。こうやって、入場してくれば誰だって、このダダが本当のダダだと思うでしょう。ねぇ、普通は。ところが・・・・ | ![]() |
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私がリング上のみに目をやってると、何やら周りが騒がしい。誰かに肩を叩かれて、指を差された方向を見ると、なんと、二瓶元帥ともう一人のダダが、2階席で両手を挙げてアピールしている。おぉぉ、なんでダダが2人いるんだぁ??1階に降りてきた、元帥とザ・マミーがリング下で抱擁。なんと、二瓶組とミイラが手を組んだのか?素晴らしい。しかも、ダダとも手を組んだ様だし。二瓶組エジプト支部やダダ星支部が出来たって事か(笑)。どんどん勢力拡大していってるなぁ。 さて、リングに上がった二瓶元帥は、マイクを持って「ロビン、俺がTシャツ売ってると思って安心してただろう。約束通り来てやったよ。新幹線乗り遅れちゃってさぁ、タクシー飛ばして来たんだよ。」やはり、伏線だったのかぁ!エヴァ並みの謎かけだ(笑)。 「ダダ!ダダダダダ!ダダッ!!」 きゃはははははは(爆笑)。す・・・す・・凄すぎる。これがダダ語なのかぁ。素晴らしい。宇宙のマイクに匹敵するマイクアピールだ。それにしても、「ダダ」と喋った途端に会場内大爆笑で、次の「ダダダダダ」は聞こえなかったもんなぁ。こんなやりとりを集中して見るのって難しいよね。てな訳で、ようやく、試合が始まるのだった。 |
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ゴングが鳴っても、リング上には、ダダが2人。ひょっとして、1vs2のハンディキャップマッチになるのか?流石に、レフェリーが注意したら、無口な方のダダはリングを降りた。 試合になると、ダダは一転してオーソドックスなスタイルで戦っていた。 |
セコンドに付いていた、二瓶元帥は、しょっちゅう、試合にちょっかいを出す。そして、元帥がエプロンに上がって、レフェリーの気をそらしている間に、出たぁ!ダダの入れ替わり戦術だ。首四の字を掛けているダダとダダが入れ替わったのだ。で・・・・・でもぉ。ちょっと待って・・上の左側の写真を見て下さい。ダダはマスクは一緒でもコスチュームは全然違うんですよ。この姿で、入れ替わり戦術をやるってのは、ちょっと無理があるんじゃないかぁ。 ・・・・・・・・・と、思っていたのは、観客だけだった(笑)入れ替わったダダを見たレフェリーは、一瞬、考えたが、そのまま試合を続行してしまう(笑)。おーーーーい、何で観客が皆気が付いてるのに、レフェリーだけ気づかないんだぁ。あ、そうか、世界タイトルマッチを裁いているレフェリーって、外見とは裏腹に相当緊張しているのだろう。その為に些細な事を見落としてしまう事は良くあることだ(笑)。ま、大目にみましょう。でも、入れ替わった、無口なダダも会場の雰囲気を察したのか、すぐリング下に降りてしまったのだった。 さて、試合も中盤、ダダは、「ヒュー」と言ってモンキーフリップを出したり、「ブレンバスター!」とアピールしてからブレンバスターにいったりと、ダダ星人らしからぬ、言動をみせる。そして、ダダ優勢のまま、ダダはトップロープに上がり、両手を挙げながら、「ダダッ!ダダ!ダダダダダァー!!」と叫びながら、ギロチンドロップを仕掛けた。しかし、間一髪、ロビンが避けた(なんか、初めてロビンの事を書いた様な気がする)。ここから、ロビンの反撃開始。パワースラム等でダダを攻め込むがカウント2で返されてしまう。そして、「ディスティニー」と叫んで、必殺のウルトラディスティニーが炸裂!!そして、レフェリーはカウント3を数える!!え〜っ、今の2で返してたような気がするけどなぁ。 |
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当然怒った元帥が乱入。元帥に続いて、無口なダダや、マミーに、ファルコンまで乱入。対する、ロビン陣営は、セコンドの渡辺のみ。多勢に無勢だ。ロビンピンチと思ったら、疾風の如く、五郎ちゃんが救援に入って来た。続いて、セコンドにいた高木三四郎も救援に入り、元帥やダダをリング上から追い出す。リング上には、ロビン、鶴見、高木、渡辺の4人が。まさに、SGPのフォーホースメンだ。 |
さて、こっからが長いんだよな(笑)。記憶違いがあったら、ごめんなさい。 マイクを持った二瓶元帥は。「鶴見さん、一緒にTシャツ売ってたのに、あんまりじゃないですか!」鶴見は「元帥、Tシャツありがとう、でもな。」 「Tシャツと勝負は別なんだよ!」 元帥「鶴見さん、あんた汚いよ!いろんな意味で汚いよ!!」 |
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その後も組長のマイクは続く。二瓶組がターザン後藤と接触を取っている事を公表し、今度の戸塚に梧桐を連れてくると宣言(したと思う)。今後は二瓶組をどんどん大きくしていくとの事。しかし、五郎ちゃんは、このアピールに対して、 「またTシャツ宜しくな。」 ところで、全く出番の無かったロビンは、マミーに対し、「マミー、久しぶりだな。お前の黒い弟に宜しくな」とヒーローらしいところを見せる。で、元帥は、「高木、グラサン返せ!お前ら、ちゃんとパソコン通信読め!!」で締めくくり、マミーと共に勝ち誇って去っていったのだった。 |