8月30日 高野拳磁プロデュース
リバーサイドプロレス最終戦 観戦記

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あけて、8月30日。土曜日なのでゆとりをもって会場に行こうかと思っていたのだったが、京急蒲田駅で電車を乗り間違えてしまい(^^;)、平和島まで行ってしまう。それから、蒲田まで引き返し羽田線で羽田駅についたのだが、連絡バスを待っていたのでは7時に間に合わないって事でタクシーで羽田東急ホテルへ。まぁ、1メーターだからいいけど。ホテルだけあってタクシーで乗り付けるとドアボーイが「いらっしいませ」と迎えてくれたりして、ちょっといい気分である。つー訳で、なんとか、開始前に会場に到着する事が出来た。

プロレス会場の手前では、ビヤガーデンが開催されており、ハワイアンの生演奏、フラダンスのショーなんかをやっていた。この日は土曜と言う事もあって、お客が多く盛況だった。
一方、プロレス会場は、前日はサスケと拳磁が出るとあって、マスコミ各社のカメラマンや、SAMURAIのカメラなどがリングサイドに多数陣取っていたが、この日はマスコミは一人もいなかった(^^;)。更に、昨日いた、みちのくのファンの人たちも当然いない。リングの周りに椅子やテーブルがポツンポツンと並べられていてお客さんが適当に座っている。だいたい、30人位だったかな?

ほぼ定刻(多分?)に試合開始。教会のチャベルがゴーンゴーンと打ち鳴らされてゴングの代わりだ。

 

第1試合 ○スラッシュ(変形卍型め)×長瀬正和

この試合が始まるのと時を同じくして、隣のビアガーデンでハワイアンバンドの演奏が始まった。目の前では、と長瀬が戦っている緊迫した場面が展開されているのだが、BGMはハワイアンのムード音楽(^^)。しかも、フラダンス付き。いやぁ、素晴らしい。ムエタイでいうところのワイクー?というか、この場合はワイハー??(親父ギャグだ)
スラッシュは、ロープに振られるとちゃんと背中からロープにあたる様になっていて、前日の「素晴らしい」ロープワークは影を潜めていた。たった1日で人というものは、こんなにも成長するものなのか?三日会わざれば刮目して見よと言う諺があるが、/の場合は、一日会わざればである。素晴らしい成長だ。
/は、得意のダブルアームスープレックスや、マウントパンチを連発。長瀬もミサイルキックなどを見せたが、最後は、変形卍固めで/が長瀬からギブアップを奪った。
▲長瀬の”ハワイアン”ミサイルキック。 ▲/の変形卍がフィニッシュ。

 

第2試合 ○ダイオキシン2号vs×モンゴルマン

 クローズ前のリバーサイドプロレスで暴れまくっていたという、ダイオキシンが早くも増殖。その名もダイオキシン2号だ!って、そのまんまやんか。 2号は、黒いタイガーマスク風のマスクをかぶって、下は迷彩のランニングとズボン。なぜか、最近この手のスタイルのマスクマンを大勢見る様な気がするが、私の気のせいだろう。
ダイオキシン2号は、ガスボンベの様なタンクを持ってきて、それを時折、噴射しながらの登場。試合は、ダイオキシンのペースだったが、モンゴルマンもモンゴリアンチョップ、モンゴルトレインで逆襲。しかし、最後は、ラリアット3連発(最後は延髄(だったかなぁ?))でダイオキシンがフォール勝ち。
にしても、モンゴルマンは2日続けてボコボコにされてる気がする。試合終了後、もって着たボンベが無くなってる事に気付いて怒るダイオキシン。慌てて、一旦回収したボンベを再度持ってくるスタッフ。それを受け取ったダイオキシンは、モンゴルマンに向けて噴射。逃げるモンゴルマンを追ってビヤガーデン付近まで行き、そこでガスを噴射するダイオキシン。いやぁ、最終日だから好き勝手やってるなぁ(^^)。ビヤガーデンのお客が不思議そうに、こちらを見てるぞ。
▲どこかで見たような・・・・いやいや気のせいだ。 ▲このパイルもどこかで見たような・・・ ▲またしてもモンゴルトレインだ!

 

第3試合 長瀬、鴨居vsモンゴルマン、マスクドファルコン

○モンゴルマン、長瀬、ファルコン(体固め)×鴨居

 てっきり、第2試合終了後に休憩があるものと思っていたが、休憩なしで継続。しかも、再び、モンゴルマンが登場とあって、客席からは「オイオイオイ」と言う突っ込みが。リングアナも苦笑いしている。そんな中、登場してきたモンゴルマン。早くも途中で片膝をついて、そうとうグロッキーの様だ。 先発した鴨居は、しばらくして、長瀬とタッチ。しかし、軽量の長瀬は、モンゴル&ファルコンに捕まってしまう。なんとか、反撃して、鴨居とのタッチを試みた長瀬だったが、なんと鴨居がタッチを拒否。どうやら、もっとやり返してから戻って来いと言う事らしい。

やむを得ず、しばらくリング上で戦って再び鴨居とタッチしようとした長瀬だったが、またも鴨居が拒否。そのうち、鴨居はリングを降りてマイクを持ち、リング上でスリーパーを食らって苦しんでいる長瀬に対して「行け!長瀬。もっともだえるのだ。これはおまえへの試練だ!愛の鞭だ。」と勝手な事を言う。そして、リングアナに時間を聞いて「5分経過。5分経過。」更に、「おい、おまえの仕事楽だなぁ」と喋ってすっかりリラックス。

ところで、モンゴルマンはスタミナ切れの様であったが、それでも頑張る。客(我々)の「モンゴルトレインだぁ!!」と言うリクエストに応じて、コーナーに長瀬を連れて行き、モンゴルトレインの態勢に入る。しかし、そこで動きを止めて、我々の方を向いて、「来いよ」と手招き。呼ばれちゃったら仕方がない。みんなで、近くまで行って声援を送る。モンゴルマンは、「リアルファイトォ」「Go to hill」と叫んで今日2回目のモンゴルトレインに。いやぁ、いい奴だ>モンゴルマン。

さて、その後もタッチを拒否する鴨居。次第に長瀬も「仕事しろぉ!」とか「代われよぉ」怒りはじめる。でも、顔は笑っていたのだが。一度、強引にタッチしたが、鴨居は一瞬リングに入って、再び、長瀬とタッチ。長瀬はまだへとへとなのに。
それを見かねたファルコンが長瀬を手招きして迎え入れる。そして、抱き合う、長瀬とファルコン。どうやら、長瀬は相手チームに寝返った様だ。リング内に鴨居を引っ張り込んで、3人でストンピングの嵐を降らせる。おっと、どさくさにまぎれて、レフェリーのジェントルも、ストンピングしてるぞ(^^)
最後は、モンゴルマンが長瀬を鴨居の上に投げつける連携プレーの後、モンゴルマンが(多分?)鴨居からフォール勝ち。勝者は、モンゴルマン、長瀬、ファルコン組とコールされた。いつのまにか正式にハンディキャップマッチになったらしい。
▲長瀬「代われよぉ」 鴨居「行け!」 ▲「長瀬、これは試練だ」 ▲今日2回目のモンゴルトレイン

 

メイン バトルロイヤル ○スラッシュvs×鴨居

休憩後、全選手参加のバトルロイヤルが行われた。人数が少ないだけあって最初の内はバトルでは珍しく、カウント2で返したりしていたが、徐々に選手が脱落していく。ファルコン、ダイオキシン、モンゴルマン、長瀬が脱落。最後に残ったのは、鴨居と上手く立ち回ったスラッシュ。鴨居のパンチ攻撃で、/は、カウント9のダウンを2回喫してしまう。2度目のダウンはカウント9ギリギリで立ち上がったので、鴨居が遅いじゃないか?と文句を言っているところを背後から丸め込んでカウント3.スラッシュの優勝だ。
▲全選手参加のバトルロイヤル

 

続いて、表彰式。ビッグジョイクラブの代表、前川さんがリングに上がり、賞金を手渡そうとした。しかし、そこにやってきたのが、ダイオキシン2号。右手にボンベを持っている(^^;)。そのボンベを大噴射!リング上は、ガスまみれで大騒ぎだ。あぁ、何故か、ドリフのテーマが聞こえてきた。チャチャチャチャッチャカチャチャチャチャカチャチャチャチャカチャン・・・・。このまま、リングが回転して歌のコーナーになってしまいそうだ(^^)。

表彰式がうやむやのまま終った後、優勝したスラッシュに惜しみないスラッシュコールが送られていた。筋肉ポーズを取って応えるスラッシュ。そこに、長瀬が現れて、「おい、賞金は??」我に返るスラッシュ(^^;)。結局、賞金はどこに行ってしまったのだろう?

いやぁ、ムチャクチャ面白かったよ。プロレス的な面白さとは、また違うハチャメチャな意味で面白かった。そう、まるで屋台村の様だ(^^)。来年はもうやってくれないだろうなぁ。

 

▲ガスを噴射するダイオキシン。手前は代表の前川さん。 ▲何故かスラッシュは台車攻撃受けてるし。 ▲チャベルが鳴ってリバーサイドプロレスは終ったのだ。