1999年11月28日

二瓶組横浜大会 観戦記

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 つー訳で、遅ればせながら二瓶組の観戦記を。

 まず、会場のクラブヘブン。貰ったチラシによれば、石川町から徒歩15分との事。しかし、石川町で地図を見ると港の見える丘公園まで徒歩25分とか。チラシには、クラブヘブンの場所は港の見える丘公園よりも遠くにある・・・・。これって、つまり、遠いって事だね。

 てな訳で、石川町から海に向かってテクテク歩く。途中の交番で道を尋ねながら、ようやくたどり着いたのだが、30分は掛かったな。やっぱし遠かった。結局到着したのは、17時過ぎ。

 会場の中は、クラブというだけあってか、非常に暗い。そして狭くごちゃごちゃしている。リングは1階のステージ前に置かれていたが、1階からだと柱などが邪魔して結構みずらそう。2階にもバルコニーの様な客席があったので、そこに陣取った。真下にリングがあって、非常に見やすい。ここからだと誰かが飛び降りそうだなと思っていたのだが・・・・・。でも、この席って、リングの手前が見えないんですけど(笑)。

 さて、16:30から真戦組の試合との事だったが、17:15頃から始まった。全3試合。3試合目は、分け合ってお笑い大王となったらしい力王と田中タカオ(漢字が分からん)のシングルマッチ。3分1Rとの事。伊藤こ〜へ〜の「ラウンド1、ラストラウンド!!」とのコールにざわめく会場。

 

真戦組

お笑い大王 力王 vs 田中タカオ

 お笑い大王といわれる割には、シリアスなファイトの力王。ハイキックや関節技で田中を攻め込む。一部お笑い的な動きもあったけども・・・。最後は時間切れ引き分け。まぁ、3分じゃしゃあないな。
力王のハイキック グラウンドも攻勢だった。

 

 

 真戦組終了後、若干の休憩。会場中に任侠風の演歌が流れる。18:00前位かな?全選手入場式。恒例の全選手の挨拶。そして、リングガールも登場。挨拶っていうか、宣伝?その後、DDTと夢ファクの選手も登場し、興行のPRを行った。

 

入場式で組長が挨拶
リングガール DDT 夢ファク

 

第1試合 ○モンゴルマン vs ×藤沢一生

 いきなり健介のテーマが流れる。あれ〜、どっかで聞いた曲だな〜と思ったが、健介のテーマと気づくのに時間が掛かったぞ。実はこの試合3分5Rだったので、ラウンドガールも登場。

 試合は3Rにパワーボムからビッグウェイブでモンゴルマンガフォール勝ち。試合後、一生がマイク。「俺が万全な体調の時にもう一度やろう」とアピール。最後に2人そろって、恒例(?)のビッグウェイブジャンプで締め。

健介がヘッドロックで攻める ストラングルホールドなんとか 最後はビッグウェイブからモンゴルマンが勝ち

 

第2試合 ○アステカ、足立 vs ×FMTARO、ヘブン

 ZIPANG提供カードといいながら、実際にはアステカとFMTAROを加えた混成タッグ。アステカは久々だが身体ががっしりしてるね。そこいくと、ヘブンは貧弱な体型に見えるな。ヘブンは更に、コーナーから場外のアステカに飛ぼうとした時にバランスを崩してリングに戻ってしまう失態。アステカも呆れ気味?

 途中で足立とTAROが2人揃ってのケブラーダとか出したが、最後はアステカがギブアップ勝ち。うーむ、さすがに1週間経ってると覚えてないなぁ。

アステカ見るの久しぶり こんな目の前を歩いていった足立
誰が一番痛いでしょう? ケブラーダの揃い踏み

 

 

第3試合 ○タニーマウス vs ×門田

 門田が奇襲を仕掛けるが、タニーは結構余裕な感じ。この試合をみて、ま、結構タニーは良い奴だなと思ったりするわけだわさ。
奇襲を仕掛ける門田 タニーのヘッドバットが門田を襲う 最後の腕ひしぎ?ひじき??

 

 

第4試合 ○幻 vs ×勇作

 幻のセコンドには夢ちゃんが。そして、勇作のセコンドにはナンパ野郎こと大作が。ナンパ野郎は夢ちゃんに花束を渡し、電話番号を聞き出そうとするが、教えてくれない。で、なし崩し的に試合開始。

 2R。勇作のスプラッシュをかわした幻は、そのまま場外に出て階段を上って2階へ。そのまま私の目の前からリング内に飛び降りて勇作とナンパ野郎にダイビングパンチ。そのまま押さえ込んでフォール勝ち。

 試合後、夢ちゃんに「やっぱり強い人が好き」と言われ、あっさり振られたナンパ野郎。試合に負けるわ振られるわで、トホホな1日だったのだ。

勇作スプラッシュをかわした幻は 2階に駆け上がり、そこからダイビングパンチで勝利

 

 

第5試合 ○鴨居 vs ×懲役太郎

 懲役太郎のプロフィール。母親が女囚で父親が看守という境遇で、刑務所で生まれた懲役太郎は荒んだ少年時代をおくっていた。そんな時に逮捕拘留中の二瓶一将と出会い、その強さにあこがれて、自分も二瓶組に入りたいという願望が強くなり、今日テストマッチを受ける事になったとの事。

 懲役は登場後、いきなりシャブを注射しようとしてレフェリーに止められる。セコンドには警備員がついていて、懲役が暴走すると、笛を吹いて警告。その笛の音を聞くと懲役は条件反射的に直立不動になるのだった。

 試合は鴨居がKO勝ち。マイクで「今日、懲役は頑張りました。不合格です。」とあっさり失格になってしまった懲役だった。

登場した時にはシャブを射っていた懲役 懲役のチョークスラム 鴨居のパンチで最後は懲役のKO負け

 

 

セミ ○ニーハオ、藤崎 vs ×鳥羽、内藤

 鳥羽はやはり軽量だから厳しいね。最後はニーハオが勝って17日の興行のPR。
内藤の腕ひしぎはかなり極まってる様に見えるぞ。 ニーハオも関節技で対抗
フィニッシュの強烈な逆エビ

 

 

メイン ○二瓶組長、中牧 vs ×ショウ、死神

 試合開始前に森谷さんが登場。二瓶組に宣戦布告。しかし、幻に連れ出されて会場の外に出される。そのままどこかへ行ってしまった森谷さん。

 さて、この試合は、波止場がゴングって事で、観客も選手も全員会場の外へ。そのまま外でゴングが鳴らされた。

 そのまま会場外で乱闘。乱闘用の車にぶつけたり、ガードレール近くで乱闘したり。でもお客さんも大勢いるので、大変だ。

乱入したものの追い出されてしまった森谷さん 本当に埠頭の前でゴングが鳴らされた 事務所前で乱闘
ショウを引っ張って・・・・ おぉ、すぐ無効は海だぞ ファイヤー椅子が炸裂

 

 そこに帰ったと思われていた森谷さんが再登場。組長は試合そっちのけで、森谷さんと乱闘。そのまま船の上に移動して、ついには、森谷さんも組長も海に落ちてしまう。森谷さんは皮ジャンが水を吸って大変だったらしい。

 海から上がった組長は会場内に戻っていったが、残されてしまった森谷さんは、残っていた少ないファンに対して、

「本物が何回も死にかけているから、偽物も一度は死ななくちゃならんのじゃ〜」

 とアピール。おぉぉ、かっこういいぞ、森谷さん。いや、ニセ大仁田!

 そのまま去っていった森谷さんだったが、大丈夫だったのだろうか?

 試合はリングに戻って組長がフォール勝ち。

森谷さんが再び乱入 なぜか、海沿いを通って 船の上で乱闘だ
海に落ちた二瓶組長ずぶぬれだ。 しかし、森谷さんの方が大変だった。
リング上も混乱 試合後は二瓶組長と中牧が握手 最後は記念撮影