3月16日 ターザン後藤一派

インディーズアリーナ大会観戦記

 

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 例によって藤の牛島から歩いて道場へ。今日は河川敷を歩いてみた。なんか汚い川だなぁ。公園は工事中だし。

 道場に着いたら既に開場していた。最近早いな。試合開始前にカラスと渡辺宏志のサイン会が開催された。実は私も色紙を用意していたのでサインを貰ってしまったのだった。スケッチブックにしておけばよかったかな(笑)。第1試合前にプロテストという事で練習生対佐藤伸太郎の10分一本勝負の試合が行われる事に。リングサイドに審査員(ファン代表とか後援会代表のスミスとかスタッフの人とか)5人がいて、過半数が合格の旗を揚げれば見事にプロテスト合格となるとの事。

 あと、今回のトーナメントに、とんとん丸USAが参加する事についても、上野リングアナから説明があった。
 とんとん丸USA本人から、前回のインディーズアリーナ大会に登場したUSAはニセ者である、だから俺をトーナメントに出せという連絡(英語)がターザン後藤一派にあった。それを受けた後藤一派はトーナメント出場は認めるが、優勝できなかった場合には、十字架磔&水鉄砲の処刑を受けるように要請。USA本人も英語で承諾したらしい。ということで、トーナメントは9人参加に。

 

プロテスト ○佐藤伸太郎 (片逆エビ固め) ×練習生

 すんません、練習生の名前が分からないっす。ハセ?サセ?東京都出身の24歳で、昔は手のつけられないワルだったらしい。確かにそんな感じらしく、胸や腕に刺青が。でも、かなり練習しているみたいで、結構伸太郎と互角に戦っていた。関節のとり方とかは伸太郎よりもうまかったかも。最後は片逆エビでギブアップ負けしたものの、審査員の判定は全員合格。という訳で、見事プロデビューを果たせる事になりました。
結構攻め込んでいた練習生。 最後は片逆エビでギブアップ。

 

 

ここからトーナメント。試合結果は、後藤一派応援サイトから拝借しました。

 

 

トーナメント1回戦 第1試合
○トウカイブシドーGL (3分56秒 片逆エビ固め)×中村政則

 トーナメントって事なので、両者とも短期決戦を狙ったか?画伯は序盤からセントーンを出してきたが、GLが画伯の膝に攻撃の的を絞って、ドラゴンスクリュー、さそり固めと立て続けに攻め込み最後は片逆エビでギブアップ勝ち。
画伯の回転式水車落とし。 フィニッシュの片逆エビ固め

 

 

トーナメント1回戦 第2試合
○負死鳥カラス (4分24秒 ムーンサルトアタックからの体固め) ×懲役太郎

 今日の懲役はなかなか身が軽く、バク宙してからのムーンサルトプレスとかも繰り出していた。うーん、ルチャ系だったっけ?カラスも短期決戦っつー事で、飛びまくっていた。最後はカラスがコーナーからムーンサルトアタックでカウント3を奪って2回戦進出。
三角飛びトペを放つカラス。 セカンドロープからのムーンサルトプレスも。
なんか懲役もムーンサルトで飛んでいた。 最後はコーナーからムーンサルトアタックでカラスがフォール勝ち。ムーンサルトづくしですな。

 

 

トーナメント1回戦 第3試合
○佐藤竜騎士 (5分8秒 オーディン・スープレックスホールド)×轟

 春日部初登場の轟。ゴージャスなテーマ曲に乗って、毛皮のハーフコートを羽織り、顔にペイントをして登場してきた時には「はっちゃん、どーしちゃったの?」という声援も飛んでいた。しかし、試合が開始後、轟の甲高い声攻撃はかなり沸いていたかな。結構好感触って感じで、春日部のお客さんはグッっときたに違いない。ところで、轟って苗字だけ?下の名前はないの?轟といえば、轟二郎を思い出すのは私だけか?おめでとう日本一。

 最後はジャーマンを2で返された佐藤が、オーディンスープレックスというオリジナルのスープレックスでフォール勝ち。なんか、腕の組み方がややこしいスープレックスだなぁと。

綺麗にコートをたたむ轟。 これがオーディンスープレックスだけど、こっちからじゃ、訳分からんね(笑)。

 

 

トーナメント1回戦 第4試合
△渡辺宏志 (15分時間切れ引き分け)△ムサシ大山

 この日の渡辺は、いつもと雰囲気というかファイトスタイルが違う。序盤はいつものまったりとしたレスリングな展開だったが、その内、サミング攻撃や顔面かきむしり攻撃、そしてムサシの額を踏みつけるなどラフファイトに走る渡辺。更に、ムサシを場外に落として、鉄柱攻撃など、ヒールモード全開。注意するレフェリーにも「うるせぇ!」と文句を言う。お客さんからも、「ナベちゃん、どーしちゃったの?(さっきと同じ人だが(笑))」という野次が飛ぶ程。

 で、今までの1回戦は5分前後の決着が多かったが、やはりこの2人の対決は、なかなか短時間で決着がつくものではなかった。10分、12分と時間は過ぎていき、残り時間はなくなってきた。ちなみに、規定(?)により、トーナメント1回戦は15分一本勝負。時間切れになった場合は、5分間の延長戦。それでも決着がつかなかった場合は、規定により(笑)、両者失格となるらしい。という訳で、渡辺が残り10秒位でコブラツイストを極めながらロープをつかんでいた時点で時間切れのゴングが鳴ったのだった。ムサシも延髄斬りやヘッドシザースを繰り出して、なかなか攻め込んでいたのだが。

 という訳で、5分間の延長戦。う〜む、今日は試合も多いし、ひょっとしたら、この試合は延長戦も引き分けで、両者失格→とんとん丸USAの不戦勝→そのまま優勝→罰ゲーム回避 というパターンではないだろおうかと、勝手に予想しながら、試合を観戦したのだった。

序盤はレスリング勝負だったが・・・。 途中からラフファイトに走った渡辺。
サソリを極めるムサシ大山。 このコブラツイストでタイムアップ。渡辺がロープをつかんでいる事にレフェリーは気づかなかった。

 

 

トーナメント1回戦 第4試合延長戦
○渡辺宏志 (2分3秒 エビ固め)×ムサシ大山

 いやー、あっさり予想が外れました(笑)。ムサシがジャーマンの体勢に入ったところで、渡辺が急所蹴り。そのまま、エビ固めでフォールの体勢に。しかも、足をロープにかけている。あぁ、なんて古典的なヒールテクニックなんだ。しかもレフェリー気づいてないし(笑)。いやまぁ、私も気づいてなかったよ。カメラで再生して、初めて気づいたんだけどね。その割には思いっきり写っているけど(苦笑)。
フィニッシュ。あぁ、足がロープにかかってるよ。 勝って、不適な笑みを浮かべる渡辺。

 

 

トーナメント1回戦 第5試合
○とんとん丸USA (回転足折り固め)×渡辺宏志

 前の試合で17分闘った渡辺宏志はリング上に残ったまま、USAの入場を待つ。過酷やなぁ。USAはダンシングクイーンのテーマ曲に乗って入場。腰をフリフリして機嫌がよさそうだ。

 試合は、渡辺がなんらかの丸め技で押さえ込んだとこで、レフェリーがカウント3。カウントは非常に微妙だったが。とにかく、渡辺がこの過酷な試合を勝ち抜いたのか?と思ったが、USAの猛烈な抗議と観客のブーイング?を受けてレフェリーとリングアナが協議。何故か、試合再開となったのだった。おぃおぃ、どうなってんだ〜?まぁ、いいや。渡辺はかなり文句を言っていたが、とにかく試合再開。と思ったら、あっという間に、USAが回転足折固めで渡辺を丸め込んだ。とにかく入り方が無茶苦茶早かったなぁ。周りの客も驚いていた。

連戦の渡辺。 フィニッシュに入るUSA。

 

 

 

トーナメント準決勝 
○負死鳥カラス (9分32秒 首固め)×トウカイブシドーGL

 GLがカラスの膝を集中的に攻めて攻勢だったが、最後はサソリを丸め込んでカラスの勝ち。
GLには紙テープが飛んだ。 今日もケブラーダで飛ぶカラス。

 

 

トーナメント準決勝 
○とんとん丸USA (5分37秒 体固め)×佐藤竜騎士

 なんか、エルボードロップ1発でカウント3が入ってしまった。なんか珍しいフィニッシュだな。

 

 

ここで休憩。

 

 

トーナメント決勝 
○負死鳥カラス (4分43秒 飛びつき腕ひしぎ逆十字固め) ×とんとん丸USA

 カラスが足を引きずりながらも飛びまくり。最後は公式発表ではこういう技になっているようだが、丸め技だったような気が。という訳で、トーナメント優勝はカラス。見事に金一封をゲットしたのだった。
GLには紙テープが飛んだ。

 

 試合後、渡辺と中村がカラスを急襲。優勝したカラスに対する妬みなのか。どうやら、この2人は後藤一派内でヒールとして結託していく模様。という訳で軍団抗争勃発って感じ。

 

 

 

メインイベント
○ターザン後藤 (19分6秒 脇固め)×ザ・グレート・パンク

 いかん、前半寝てしまいました(笑)。最後はワキ固め。
パンクは2代目だった。 椅子攻撃で流血。
後藤さんのワキ固めでパンクがギブアップ。

 

 

 

 試合終了後、優勝できなかった、とんとん丸USAへの罰ゲームとして十字架水鉄砲の刑が行われた。何故か、USAの急所を澤って喜ぶおばちゃんの姿もあり(笑)。しかも、USAの手にも水鉄砲が渡って、こっちまで撃たれたりして。最後は何故か会場にいた島田宏がバケツに残った水をUSAにぶちかけてお開きとなったのだった。ちょうど雨も降ってきたし、ここらで潮時かなと。ちなみに、来月の6日にはお花見&バーベキュー大会が開催されるらしいよ。会費5000円は高〜い。
水鉄砲を受けるUSA。 反撃。
最後はバケツの水をぶっかけられた。 ぶっかけておきながら謝る島田さん(笑)。

 

 

 

 

 

 

 いや、トーナメントは面白かったですな。試合時間は短かったけど、好試合続出だった。メインはちょっと長かったねー。まぁ、私は初代パンクは見たことないので、2代目でも全然オッケーなんだけどね。でも、どうせ2代目になるんだったら、グレート・パンク夫とかって発表しておけばよかったかもねー。