5月21日 ターザン後藤一派

第6回道場マッチ観戦記

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 この日に道場マッチがある事は直前の週プロで知ったのだ。しかし、この日は17:00から大仁田興行がある。大仁田興行自体に興味はあまりないが、森谷さんの引退は見たい。でも、道場マッチも2ヶ月見てないし。う〜む、悩ましいという訳ではあったが、結局行くことにしたのだった。ははははっ。

 それでも一応下調べはしたんだけどね。町田を15:58のロマンスカーに乗れば17:15位には有明に着くかな?と。あわよくば、相模大野を15:27に乗れれば言う事なしだねと。それで、道場の近くの北里大学東病院にはタクシーが待機している事もチェックして、準備万端。そういう下調べの為に13:10頃に道場に着いたのだが、さすがに早すぎたのか、お客さん0人。広報の佐藤くんとちょっと話して,取りあえず買い物に。近所のコンビニをちょっと過ぎると回転寿司があったので、軽く食事。その後、コンビニで飲み物を調達。ふと横を見るとどこかで見た顔が、しかもどこかで見たジャージを着ているぞ。う〜〜〜ん、あ。江川だ。そっか〜、江川出るんだ。なるほど〜。

 で、13:40頃道場に戻ってきた。既に開場していたが、お客さんは、この時点で8人ほど。取りあえずパンフを買って開始を待つ。しかし、なかなか始まらない。佐藤くん曰く,「今日は開始が遅れます。多分、間違いなく遅れます。」との事。誰か遅刻してるのかな?まぁ、大仁田興行とのハシゴとは言え焦っても仕方がない。待つのには慣れてるしと開始を待つ。私の陣取った場所は,今回は道路側にしてみたのだが、エプロンに膝をつける場所というのは何とも素晴らしい。隣にいた知り合いなど、エプロンに新聞紙を敷いてその上に膝をついている。後楽園のバルコで新聞紙で場所をとるという話はよく聞くが、エプロンに新聞を敷いて場所取りするなんて、ここだけだろうな。

 14:00を回ってから徐々にお客さんが集まってきた。プロレスファンというよりも、地元のおじさんおばさんといった感じ。なんか、地元に根付いてきたなって感じですね。で、結局、始まったのは14:30過ぎ。 試合前にターザン後藤をはじめとする全選手が登場。ジャンボ鶴田選手の冥福を祈って10カウントゴング。

 

第1試合

○宇和野(茂木式ジャーマン)×中村

 序盤からグラウンドの展開。宇和野は中村の左腕に集中攻撃。腕ひしぎや腕折りで痛めつける。中村も宇和野の上で回ったりして後藤さん的なムーブをしていたが、宇和野の方が優勢。

 5分位じっくりとグラウンドの展開だったが、その後、宇和野が中村をロープに振って、なんとジャンピングニー。続いて、バックドロップ。更に、空中胴締め落としを連続して繰り出す。これは、明らかにジャンボの技だ。

 その後、画伯もエルボーやセントーンで反撃。しかし、トップロープからのセントーンはかわされる。最後は宇和野のジャーマン3連発でフォール勝ち。いやぁ、いい試合だった。

 試合後、宇和野がマイク(といってもマメカラだが),ジャンボのファンだったので、敢えてジャンボの技を使ってみた。これからもジャンボの分までプロレスをやっていきたいとの事。

グラウンドで画伯の首を攻める宇和野 左腕に集中攻撃 画伯も反撃
ジャンピングニー バックドロップ。この後、空中胴締め落としも繰り出した。
コーナーに振ってのエルボーで反撃な画伯 画伯得意のセントーン トップロープからもセントーンは自爆
ジャーマン3連発 2発目 フィニッシュ
最後は握手

 

 

第2試合

○渡辺宏志 (片逆エビ固め)×江川

 SGPの渡辺が初参戦。でも、痩せたなぁ。なんかタイツの布が余って見えるよ。江川も復帰当初はふっくらしていたかと思ったが、なんかだいぶ絞ったみたいで、復帰前の身体に戻った感じ。ところで、江川のヘアスタイルは見事なリーゼント。宇和野がジャンボ鶴田を継ぐ(決まった訳ではないが)のであれば、さながら江川は三浦洋一さんの分までプロレスをやりますって感じだね。

 それはさておき、これまたきっちりとしたグラウンドの攻防が中心なのだが、江川は要所要所にキックを繰り出して渡辺を追い込む。っていうか、試合は江川のペースで進んでいく。

 まぁ、試合の方は詳細ははしょるとして(笑),途中,江川の足がエスケープで目の前に伸びてきたり、渡辺のエスケープした足がエプロンで飲みかけのペットボトルに当たったりして,なんとも素晴らしい。

 江川はムーンサルトを放つが、渡辺はかわす。最後は、江川の関節技に耐えた渡辺が一気に片逆エビ固めでギブアップ勝ち。渡辺曰く「これからも呼んでいただけるなら道場マッチに出たいと思います」。おぉ、ガンバレ。

渡辺痩せたのでは 江川のキックが飛ぶ 渡辺が攻める
江川のキックで、思わず場外に転落の渡辺 足を攻める江川 エスケープした渡辺。手前はエプロンに置かれた飲みかけのペットボトル
苦しそうな江川 なんとかエスケープ トップロープを使っての攻撃
江川の綺麗なジャーマン 最後は握手

 

 ここで休憩。後藤さんからの差し入れのいなり寿司が振る舞われる。で、時間の方は既に15:30近く。いやぁ、厳しいね。こりゃ、森谷さんの引退セレモニーは無理だな〜。

 

 

メメイン

後藤、○中村 (23分位 体固め)山下、×宇和野

 宇和野と中村は2試合目。序盤は、中村が捕まる展開。ダブルの攻撃を食らってピンチ。しかし、なんとか後藤にタッチ。宇和野は後藤の左腕を執拗に攻めていたが,後藤は力でねじふせる。その後、宇和野が捕まり額から流血。かなりダメージ大の様子。そんな宇和野に対して、地元のおばちゃんから,ガンバレと声援が飛ぶ。それに反応した後藤さん。「なんだ、あれ、お前のかあちゃんか?」と宇和野に言う。激しい試合の中においても、この後藤さんの喋りはなかなかタイミングがいいというか,いい味を出している。明るくはないかもしれないが、激しく楽しいプロレスって感じだ。

 試合は20分を超える熱戦。試合の権利は宇和野と画伯にあったのが、そこに後藤さんが中村に援護。宇和野にラリアットやゴーストバスター,更に流血している額にパンチの雨アラレ。そして、かなり痛めつけたところ、中村に後をまかせ、自らは義也のカットを防ぎにいく。後をまかされた中村はセントーン2連発で、カバーに。カウントが3つ数えられフォール勝ち。中村のフォール勝ちって初めて見たぞ。おそらく、SPとかではあるかもしれないが、IWAJ勢から勝ったのは初めてでは。

 という訳で、この後も,この場所に残って記念撮影とかしたかったのだが、そういう訳なので、後ろ髪を引かれながら会場を後にしたのだった。しかし、相模大野への道はタクシーを使ってもあまりにも混んでいたので、結局着いたのは18時過ぎでしたとさ。ま、無理はせん事だね。

後藤さん登場 ツープラトン1 ツープラトンその2
ヤッハ式ミサイルキックは誤爆 椅子攻撃で宇和野は流血
宇和野は額から流血 目がどっか行ってないか? 机を持ち込んだがあまり出番はなかった。ってか既に割れてるし。
ジャーマンをカット リアットを放つ ゴーストバスター
棚ボタ式ではあったが、最後にフォールを取ったのは画伯だった。

 

 という訳で、久々に行った道場マッチだったが、実に面白かった。試合内容も結構面白いのだが、なんと言っても、ここの魅力はリングとの近さ。エプロンに触りながら観戦出来るし、撮影した写真にロープが映ってない(サードロープの下からカメラを差し出してるので)なんていうのが非常に嬉しいんだよね。
 次回の道場マッチは6月11日。あ〜、国際とバッティングなんだよね。ただ、最近の国際のていたらくを思うと、国際を蹴ってでも道場マッチに行きたくなるなぁ。しかも、次回は佐藤くんのデビュー戦が予定されているし。ま、あくまで予定との事だけど。
 という訳で,次はいつ行ける事やら。