2001年7月15日 EAGLEプロモーション
小山大会観戦記
12:45頃会場に到着。既に開場しており、ロビーには結構な人が。なんでCROWNはあんなに人が少ないのにEAGLEは多いんだろう。と思ってみたが中に入ってみたらそうでもなかった。何気に最前列をゲット。でも、徐々にお客は増えてきて最終的には100人はいったんじゃないか。これで関東遠征は継続だ、ってちょっと違うか。
で、13:15頃試合開始。まずは、ゼネラルプロデューサー氏による挨拶。この人は以前レフェリーやリングアナをしていた人だ。名前は忘れたけど。今後、EAGLEは新体制で頑張っていくとの事。 |
第1試合 笑うまで一本勝負
○タイガマン(ダイビング?ヘッドバット)×アミーゴ
例によってタイガマンはお菓子をばらまく。今日は大き目のキャンディだ。で、この試合を裁くレフェリーは、ザ・ノック?ロック?何か髪型がノックみたいなので、ザ・ノックだと勝手に思い込んでました。あ、当然マスクマンです。どっちかっつーと、スノーマンみたいなマスクですね。
今回はなかなか新ネタが盛り込まれていて結構面白かった。特にタイガマンがサソリ固めをかけようとして足のロックが分からなかったので、ノックに教えて下さいと頼んだシーン。タイガマンと替わったノックは、まるで長州力の様に雄叫びをあげながら、かなり本格的なサソリを披露。なんかかなり似ているんですけど。会場は大受けでしたわ。 最後は、アミーゴをボディスラムでリングに叩きつけてから、「飛ぶぞぉ!」と宣言したタイガマン。トップロープに上るが、どうもアミーゴの位置が気に入らないらしい。「もっと左」「もうちょっと奥」「3メートル50」などと細かい注文を付ける。それに応じたノックが律儀に位置を直し、最後は巻尺を取り出して正確に位置を測る。ようやく納得したタイガマンはトップロープから華麗にジャンプ!でも、足から着地、で倒れ込みヘッドバットでカウント3でした。新ネタがまだこなれてないって感じだが、面白かったっす。 |
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タイガマン入場 | ノックのサソリ固めって、あんたレフェリーやっちゅーねん。 |
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飛ぶぞぉ。 | もうちょっと左。 |
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3メートル50がちょうどいいらしい。 | ダイビングヘッドバットでフィニッシュ。 |
第2試合 ボクシング 3分3R
ウェルター級だったかな?ムーンサルトとかしないかな?と思っていたんだけど、残念ながら普通のボクシングでした。でも、リングが軋んでうるさいうるさい。ボクシングには向いてないな、このリングは。 |
第3試合
○峰 vs ×セットミーフリー
よく聞き取れなかった選手名だが、セットミーフリーらしい。入場時に右手を軽く上げて挨拶しながら入場してきたフリー。一部からは天皇陛下の様だとの声も。でも、リング上からこっちに向かって何故かFuck You。おのれ。試合は、え〜っと峰の勝ちでした。ひょっとして峰初勝利?あ、そういやレフェリーはグレースでした。フリーのボディチェックの際に、ズボンの裾上げをしていたのは何気に素晴らしかったかも。 |
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なんでFuckYou!やねん |
第4試合
○クラッシャー高橋(テキサスクローバーホールド)×マッドビースト
マッドビーストは、モンスター・ザ・ウルフみたいだけど、微妙に違う。ん〜、ところで、クラッシャーさんの今の立場ってなんだっけ?チームCROWNでヒール軍団じゃなかったっけ?にしてはビーストもヒールだろうしね。あ、そういやセコンドについていたブラックホールもチームCROWNじゃなかったっけ?何で、クラッシャーと敵対してるんだ?なぜなぜ、どうして?どうなってるの?それはさておき、セコンドのブラックホール。これがまた凄かった。
なんつーか外見だけでも正体がバレバレなのに、場外乱闘の時に叫んだりするもんで、ますますバレバレ。しまいには「OK〜」なんて喋っちゃったりして、こっちは笑いを堪えるのに(大笑いしていたけど)大変でしたよ。だいたい、ブラックホールがこんなに喋っちゃダメだよ〜。 試合はクラッシャーさんがテキサスクローバーで勝ち。その後、2人掛かりで攻撃されるクラッシャーさんの救出に岩崎が乱入。何やらクラッシャーさんは岩崎と組む意思があるらしい。え〜っと、ますます勢力分布が分かりませ〜ん。 |
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セコンドのブラックホールが手を出す。 | クラッシャーさんのパンチが炸裂。 | なんかアイコラみたいだけど(笑)、フィニッシュです。 |
第5試合 ○イーグルソルジャー、佐野 vs ×キングレオ、足立
そういや今日はロープの調子が悪いのか、飛び技のミスが目立ったなぁ。キングレオもミスっていた様な気が。それにしても、佐野はなんか美味しいとこもっていくなぁ。あ、そうそう、この日、佐野はシャイニング・ウィザードを2回も繰り出してましたよ。それもカットプレーに。素晴らしい。
あ、そういえば、試合後、佐野がマイクで吉田を呼び出した。それに応えて出てきた吉田に対して佐野のマイク「8/11にEWPの文明軒で俺が興行をうつ。そこのメインで吉田選手のクルーザー級のベルトに挑戦する事を決めたから。」みたいな感じ。吉田は、聞いてないよ。と。だったら、V3選手のベルトを持って来いと要求。それに対しての佐野のマイク。「あんな価値のないベルト持ってきてもしかたないだろう!国際プロレスは所属選手の数よりベルトの数が多い団体なんだぁ」と締め(?)。言われてみれば確かにそうだな。でも、どうして吉田はロビンのベルトを持って来いとは言わないのでしょうね。 |
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足立のムーンサルト |
ここで休憩。あれ?なんでこの人がいるの? |
セミ
○石川、高智、イーグル vs ×峰、岩崎、島田
XはSPWFの高智。高智と岩崎のキック合戦はなかなか見ごたえがあった。それにしても、今日は島田宏デーだな。フィニッシュは石川のビッグボム。 |
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Xは高智だったのだが、シューズにSPWFと書いてあった。 | 監獄固め。ちゃんとアレも出していた。 | 峰のミサイルキック |
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フィニッシュのビッグボム | 岩崎の髪型は凄いぞ。 |
メイン 日本クルーザー級選手権試合
○吉田和則(王者)(17分位 ラ・マヒストラル)×渡辺宏志(挑戦者)
渡辺は序盤から吉田の左腕に的を絞った攻撃。ねちっこい関節技で吉田を攻め込む。吉田もスワンダイブミサイルキックで反撃するが、場外に落ちた渡辺に対して狙ったラ・ケブラーダが大失敗。そう、今日はロープが緩いのかことごとく飛び技のミスが目立ったのだ。っつーか、その直後、ロープ調整している。なんだかなぁ。 |
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ベルトを示す、ゼネラルプロデューサー | 握手から始まるタイトルマッチ |
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なんて技だっけ? | 吉田のミサイルキック | しかし、ケブラーダは大失敗 |
その後も、渡辺が非情とも言える左腕への集中攻撃。しかも、それがかなりえげつないっていうか、そこまでやるか?って感じの厳しい攻撃を繰り出す。いやぁ、今日の渡辺は鬼だね、鬼。でも、こんな凄い渡辺を見たのは初めてかもしれない。ちょっと感動しました。後藤さんとこの道場マッチが見たくなりました。 |
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腕折り | ロープを使って |
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アームロック | 多彩な技で吉田の左腕を集中攻撃する渡辺 |
試合は渡辺の関節技攻撃を耐えに耐えた吉田が、唐突にラマヒでカウント3。悲しい事に、このラマヒが完全にカウント3入っちゃったんだよな。でも、その瞬間、会場内は「え〜〜〜っ!」という不満の声が。そりゃそうだ。今日の試合はどう見ても渡辺の圧勝。吉田にしてみればこの勝ち方しかなかっただろうけどさ。この観客の叫びは吉田の不甲斐なさへの心の声かね。 |
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スイングDDT | 雪崩式フランケンで反撃した吉田だったが・・・ | スワンダイブ式ミサイルキックは渡辺に叩き落された。今日の渡辺は違う! |
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この技で決まって欲しかったのだが、吉田はロープに逃げる。 | で、唐突にラマヒでカウント3.え〜〜〜っ! |
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どっちが真の勝者なのかは、お客さんは知っているぞ |
試合後も、渡辺は平然と立っているのに、吉田は倒れ込んでセコンドの介抱を受けている。どっちが勝者だか一目瞭然だ。無言のまま去っていく渡辺には大きな拍手が。ベルトを受け取った渡辺は、ベルトを手にするやリングに叩きつけて、これまた無言のまま去っていった。なんとも後味の悪い雰囲気の中、リングアナが「本日の興行は全て終了致しました。」とアナウンス。うひゃ〜、やってもうた〜って感じだな〜。どうすんだ、この雰囲気〜。とか思いながらも、個人的にはこういうの結構好きだったりして(笑)。
という訳で、なんとも難しい興行でしたが、いろいろな意味で面白かったですね。ほんといろんな意味で。渡辺は本当に惜しかった。ラマヒさえ返してればなぁ。で、次は9月だそうな。随分、間があくねぇ。 |