DDT旗揚げ戦観戦記


6時45分位に会場に入ると、場内は真っ暗。何かと思えば、日比谷のプレ旗揚げ戦のビデオが上映されていた。おかげで、売店がある事にも気付かなかった。ビデオの上映が終わったのが丁度7時。そして、寺坂リングアナがリングに上がり、なんと定刻に入場式開始、びっくり。まず、始めに入場してきたのが、IWA格闘志塾より電撃移籍の佐々木貴!!本人の希望らしい。そして、佐々木、野沢の挨拶が行われて試合開始。

第1試合 ○飛田将、前田光生(10分位??)吉田和則、×佐々木貴

当初発表のカードが変更されて、飛田が急遽参加。飛田と前田のタッグ結成に、喜ぶ一部の女性ファン。それにしても、前田や飛田の試合を見るのは久しぶりなのに、そんな気がしないのは何故だ(笑)??
前田や吉田は派手な空中殺法を繰り出していくのに対し、飛田はラリアットやパイルドライバーで対抗。しかし、飛田の技は、一発一発が重い。最後は、飛田が、フィッシャーマンズバスターで決めた様な気がするなぁ。

第2試合 異種格闘技戦
○エキサイティング吉田(8分位ダイビングギロチン)×鴨居長太郎
with二瓶組長

序盤は、鴨居のパンチ攻撃連打で、吉田から3度のダウンを奪う。その都度かろうじて立ち上がってきた吉田だが、セコンドの二瓶元帥が、レフェリーに「カウントが遅い!」とクレームを付ける。しまいには、レフェリーのマイクを奪って、ダウンカウントを自分で数えてしまった(早口で)。まぁ、異種格闘技戦では良くある光景だ。
しかし、吉田もヘッドバット等で反撃。そして、SPWFでは定番でもある、金的攻撃で、徐々にペースを掴み始める。更に、パイルドライバー等で、再三フォールに行くが、元帥のカットにあって、カウント3がなかなか奪えない。まぁ、異種格闘技戦だから、セコンドがカットに入ってくる事は分かりきっている事訳で(笑)、その辺は、あらかじめ想定しておかないと駄目だなぁ>吉田。でも、元帥の場合、カットのみならず、ツープラトン攻撃までしちゃうからなぁ。
最後は、吉田がトップロープからの、ダダイビングギロチンで、カウント3を奪った。試合後、カウントが早すぎると、文句を言う鴨居&元帥。しかし、いつしか、元帥は、吉田を勧誘し始める。

「お前SPWFで幾ら貰ってるんだ??」

吉田も痛いところをつかた様で、動揺の色が隠せない。ついつい、

「接待とかはあるのか?」

と聞き返す(ちょっと違ってるかもしれないけど、同様の意味)吉田(笑)。「こっちは、店持ってるし、ソープランドも経営しようって計画もあるんだ。」といった感じの、景気のいい返事をする元帥。吉田もあっさり落ちてしまい、

「これから二瓶組でやっていくぞ〜」

とマイクで宣言。なんて、変わり身の早い奴なんだぁ。

 

第3試合 ファントム船越、×三上恭平vs西野勇喜、○アジアン・クーガー

カードが若干変更になった。ファントムは相変わらず、西村そっくりで、スタイルは昔の新日だったのだが、腰を振ったり、ケツを叩いて相手を挑発したり等、新日スタイルからの脱却を図っているかの様だ。
対する、西野は、姿形からして、健介そっくり。ファイトスタイルも健介タイプ。そういう訳で、この試合は、新日とジャパンの代理戦争って事に決定(笑)。で、クーガーは相変わらず、動きが良く、ノータッチトペコンや、エプロンにいる相手へのギロチン等を出す。でも、三上の動きも良かった。私は見逃してしまったのだが、綺麗な飛び付きウラカンラナを決めたらしい。最後は、確か西野が、三上に、ノーザンライトボムを決めて勝ったと思うのだけど、あってるかな?

第4試合 ○矢口壹琅、仮面シュータースーパーライダーvs秋山文生、×ザ・ジューディスト

カード変更により、矢口、ライダー組と言うタッグが実現。豪華なチームだ。でも、ジューディストの身体が邪魔で良く見えないぞ。途中までは順調に進んでいた試合だったが、ジューディストのタッチを秋山が無視してしまった!これにより、試合は一気に不穏に。秋山が「なんで、こんな試合しなきゃいけないんだ」と叫ぶ。すると、「出たくないなら来るなよ!」と言う野次が。その通り。出たくなかったら、断れば良かったんだ。会場に来てリングに上がっておきながら、今更それはないだろう>秋山。
結局、秋山もタッチをし試合に参加したが、試合は、矢口が、ジューディストからフォールを奪った様な気がするなぁ。16分位。
試合後も荒れる秋山に、野沢が「タッグを組んで、一緒に宇宙パワーを倒しましょう。宇宙パワーは秋山さんの良く知ってる人です」と共闘をアピール。尚も、マイクで喋る秋山だったが、何を言ってるのか良く分からない。それを軽く受け流し相手にしないライダー。そんな中、ジューディストが引き上げていったが「これじゃ1対3じゃないか」とつぶやいていた。

セミ ○島田宏(5分ちょっと ライガーボム)×高木三四郎

高木のコール時には、紙テープが乱れ飛ぶ。でも、芯は抜こうね。
高木はジャーマン、ミサイルキック等で攻め込み、島田の必殺ボディプレスを膝で返したりしたが、力の差は歴然。島田のジャーマン、そして、ライガーボムでフォール負け。旗揚げの時は、気迫が溢れていたのに、今回はあっさり負けすぎ。最後のライガーボムは1回位返して欲しかったな。
負けた高木は、「もっともっとDDTを大きくします!!」とマイクでアピールしたが、観客の反応は静か。そりゃぁ、負けてから言っても説得力ないよなぁ。

ところで、この試合の途中に、カメラの内部電源が0になってしまい、活動限界になってしまった。要するに、電池切れなんだけどね。てな訳で、メインの試合の写真はありません、ごめんなさ〜い。誰か写真貸してくれませんか??

メイン ○スーパー宇宙パワー(10分ちょっと 逆エビ?)×野沢一茂

入場テーマ曲は変わりワカマツもいなくなったが、宇宙の儀式は復活。リングサイドを1周して、ファンと手を合わせる宇宙。

試合は、宇宙の独壇場。野沢の足や腕を面白いように決める。何度も野沢タップしていたかの様に見えたが、その都度ロープに救われる。野沢の出した技らしい技は、マヒストラルと、ドロップキック位。あとは、やられっぱなし。でも、返し技で勝っても意味ないよな。最後は、宇宙の逆エビでギブアップ。決着がついた後も、マイクを持って喋ろうとした宇宙に突っかかっていこうとする野沢。そのしつこさに、宇宙は怒り「いいかげんにしろ!」と地声で一喝。しかし、次の瞬間には「デ、宇宙語〜」と宇宙語で喋りはじめる。しかし、話の内容は厳しかった。

「タカギ、ノザワ、オマエラハタアゲカラ、ナンニチタッテルンダ?全然成長シテナイジャナイカ?チョットクライますこみデ扱ワレタカラッテ、イイ気ニナッテルンジャナイカ?コレダケノ、オ
客サンガ来テクレタンダ、結果ヲ見セロ!!出来ナインナラ解散シロ!わかったか(ここは地声)!!以上、キムラコウイチロウデシタ〜」

と言う感じの内容、要約するとね。長かったので間違ってるかもしれないけど、大体こんな感じなのでは?

と言う事で、今回は、秋山の事や、最後の宇宙のマイク等で、見終わった後、ちょっと暗い気分だったな。DDT勢もなかなか結果出せないし。次のかまだ家は、どうなるんだろうか?